巻き爪改善ガイド

陥入爪とは?

「巻き爪」と言われると、「爪が曲がっている状態」
「爪が丸まっている状態」となんとなく想像がつくと思いますが、

「陥入爪(かんにゅうそう)」と言われてピンとくる方は
少ないのではないでしょうか。

 

一般的には、「陥入爪」=巻き爪と捉えられていることが多いのも事実。
どちらも爪が変形する症状であることには変わりがないので、

混同されやすいのかもしれません。

 

しかし実際のところは、医学的には巻き爪と陥入爪は明確に区別されています。
巻き爪が文字通り「爪が巻いてしまう」症状であるのに対して、

陥入爪は爪の角が皮膚に食い込んでしまう症状を意味します。

 

巻き爪はとにかく爪がグルグルにまきついて
まるで楽器のような形状になってしまいますが、

陥入爪はとにかく痛みが深刻!
爪が刺さった部分からバイ菌が入り込み、

ひどい炎症や化膿を引き起こすことも珍しくないのです。

巻き爪と陥入爪の決定的な違い

一般的には、「巻き爪」と呼ばれることが多い陥入爪。
いずれも爪が変形する症状であることから、

ごっちゃになって捉えられがちなのです。

 

しかし、実は、両者の間には決定的な違いがあるんです。

 

陥入爪は上記の通り、爪の両脇が湾曲していることによって起こるものですが、
巻き爪は末節骨の先端が突出しているために起こる症状。

爪が押し上げられて、
ほとんど丸まっているような状態の爪に変形してしまうんです。

 

巻き爪の場合、陥入爪とは異なり化膿することはほとんどなく、
痛み自体は「爪を上から押さえると痛い」という程度。

陥入爪のように、
「爪の両脇が痛い」「化膿してじゅくじゅくしている」

という状態とは明らかに異なっているんです。

 

原因や症状が異なっているわけですから、
当然のことながら治療法も異なってきます。

例えば手術の方法一つとってみても、
陥入爪の場合は爪に対する手術を行うのに対して、

巻き爪の場合は突出している骨自体を削ることになるんです。

 

…もっとも、最近は、手術をせずに矯正する治療法が主流です。

陥入爪の治療法

陥入爪の治療にはさまざまな方法があります。
ここでは、その中からいくつか選んでご紹介したいと思います。

 

■フェノール法
フェノール法は、陥入爪を手術で治療する方法。

消毒薬(=フェノール)を用いて行う手術方法であることから、
このような名前がついたようです。

 

具体的には、爪を根っこ部分(爪母と呼ばれます)から切り取って、
爪の再生能力を殺してしまおうという方法です。

巻き爪(陥入爪を含む)のような爪の変形は
爪母によって引き起こされていると考えられていますので、

このようないささか強引な印象を受ける治療法が生まれたのでしょう。

 

手術は数十分で終わりますので、入院の必要もありません。
半月もすれば、普通にスポーツもできるようです。

 

 

■ガター法
フェノール法とは異なり、爪を残したままで陥入爪を治療する方法です。

陥入爪の治療のファーストチョイスとして行われることが多いようですね。
方法としては、

 

@点滴用のチューブを爪の大きさに合わせて、約1cm長さに切る。

Aチューブの一カ所に切り込みを入れて開くようにする。

B陥入爪の一部分に麻酔をして、爪を皮膚から少し浮かせる。

CAで切り開いたチューブを、爪の端と皮膚の間に挿入する。

D人工爪でチューブと爪を接着・固定する。

 

約24時間以内に痛みが緩和され、数週間で肉芽もとれて爪の成長が始まり、
1〜2年もすれば元通りの綺麗な爪に戻ります。

 

 

■アンカーテーピング法
爪の角周辺に弾性絆創膏の片側を貼り、もう片方を引っ張りながら、

らせん状に指に貼りつけます。そして、最後はテープで固定。

 

この方法は、上述した“ガター法”によって肉芽組織が消えた後の
爪周辺の皮膚を保護し、爪の正常な再生を助けてくれます。

そのような理由から、
ガター法と組み合わせて行われることが多い治療法のようですね。

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